ゼロ
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「Vir Sa Lus……
 神の導きは――俺の中にある」

帝都キルナスの教会で神父をやっている青年。人々からの信頼も厚く、人望もある。
しか
し、裏では教会保有の暗殺集団『リブリ・ディウィニ』の一人として、日々その手を血で染めている。
ある日、立ち寄った公園でフィルと出会い、その運命は大きく変わることになる。
フィル 「人が神に赦されるなら――
 神は誰に赦されればいいのでしょう――?」

ゼロが公園で出会った女性。額に角を持つ。
大陸北部に住む亜人間種族ユニコ・クルスだと名乗るが……?
ノウェム
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「それが――信仰だろ?」

ゼロの『リブリ・ディウィニ』での仲間。数少ない、ゼロの友人の一人である。
神父らしからぬ性格だが、ゼロの良き理解者となっている。
アディーン
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「くすっ……
 わたくし達リブリ・ディウィニに失敗の文字はありません事よ」

『リブリ・ディウィニ』のリーダー。全属性魔導師(オムニス・マスター)と呼ばれる世界で数人しかいない存在であり、その戦闘力はリブリ・ディウィニ最強を誇る。
常に余裕を見せ、達観した構えを崩さない。
エリザ 「まぁまぁ、ゼロったら。
 こんなかわいいお嬢さんを連れ込んでたなんてねぇ」

ゼロがいつも世話になっている雑貨屋の女主人。
朗らかな性格で、ゼロにちょっかいを出して楽しんでいる。
パルヴィス 「私はもうすぐ神になるのだ――
 邪魔はさせん」

帝都キルナスの北に本拠を構える教会の大司教。
峰雪 「そ、そんな、神父様……
 私の、片想いですから……」

ゼロが出会った少女。カルセドニア城で働いているらしい。
明るく元気な少女で、礼儀も正しい。
レオン 「ふっ、あはは……!
 神父が皆、貴方みたいな人ならいいのに」

教会で出会った青年。『和平派』の貴族の一人だと言うが……? 高い理想に燃えているが、現実とのギャップに苦しんでいる。